赤塚グループでは経営理念「一人の健康から地球の未来まで」の実現に向けて環境・地域社会・国際社会・人材育成の各側面で取り組みを行っております。
世界で企業活動してきた赤塚グループの国際貢献の歴史は古く、国や人種を超えた貢献活動を続けてまいりました。
今後も一地球市民の企業として、それぞれの地域の文化・歴史を尊重しつつ、活動に取り組んでまいります。
赤塚植物園では、2001年より毎年タイ王国の大学生たちに研修の場を提供しています。これは、タイ王国国立ナレスアン大学 農学・天然資源・環境学部の杉修一博士(当時)からの強い要望により実現しました。
2002年からは、タイ王国国立タマサート大学 科学技術学部 農業技術学科のソムチャイ博士からの情熱あふれる要請により、同大学の学生たちの引き受けを行っています。これらの研修は、若者たちが海外で生活をすることによって国際感覚を身につけ、広い視野で物事を考える能力を養成することなどを目的として実施しています。
具体的な研修内容は、当社農場での実習や研究所での基礎研究の体験学習、また日本の文化や歴史に触れるための社会見学などが主となっており、これまでに100名以上の学生がこの研修に参加しました。研修生の中には、帰国後、再度日本に戻り、三重大学博士課程へ進学し博士号を取得している方が数名いらっしゃいます。
2012年6月27日には、当社のこれまでの取り組みを評価いただき、タイ王国国立タマサート大学より多大な貢献をした個人や団体に贈られる『名誉賞』を頂戴しました。同年6月27日、同大学にて記念式典が開催されました。
フィリピン・ルソン島イフガオ州の棚田群は世界遺産にも登録されており、2,000年以上前から伝統的な稲作が今に受け継がれています。ところが近年収量の減少に伴い、収入を求めて都会へ若者が流出したため、次代の担い手不足が問題となっています。そこで赤塚グループは2016年、現地で活動するNPO法人と協議のうえ、棚田群の収量増と伝統文化保全を目指して、日本の農業の現場で培ったFFCのノウハウを用いた取り組みを開始しました。
同年4月、ウハ地区にある棚田の一つの水源にFFCセラミックスを設置。また、FFCエースを最上段の水田に散布しました。秋には収量の増加のほか、水生生物の増加や水鳥の飛来、また、水田で食用貝がたくさん採れるなど、環境改善の兆しを現地から報告いただきました。
翌年からはフィランソ会員様からの協力も得て、2017年には2つ目、2018年には3つ目、2019年には4つ目の水源にFFCを導入しました。水源の持ち主からはFFCの効果に期待する言葉が聞かれました。
詳細はweb BOSCOにてお読みいただけます。