AKATSUKA グリーン通信vol.258 2020.9月号『レッドヒル図鑑 』
花たくさんのヒマワリ
エントランスから入ってすぐの場所に2品種のヒマワリを植栽しました。ひとつ目の品種は、一株で1000輪もの花を楽しめるという「サンビリーバブル」。ふたつ目の品種はスイレン池や花壇でも植栽している「サンフィニティ」。こちらもたくさんの花を咲かせるので、どちらがよりたくさんの花を咲かせてくれるのか楽しみです。
どちらも秋頃まで花を咲かせるので、夏季休業後にもたくさんの花を楽しんでいただけるのではと期待。上手に育てられたら来シーズンは園内のあちこちにたくさんのヒマワリが咲き誇るかもしれません。
池の中のタイタンビカス、その後
先月号で紹介したスイレン池の中のタイタンビカスですが、順調に育ってたくさんの花を咲かせてくれました。花は8月中旬にいったん終了。陸地のものとほとんど変わらないサイクルのようなので、9月中下旬頃からまた花を咲かせてくれそうです。
アジサイの誘引作業
アジサイの花が終わり剪定作業をしていると、ひと枝から3輪の花を咲かせているものを発見。実はこのアジサイ、昨年剪定の時期を逸してしまいそのままにしてあった株で、枝が込み合って倒れたことでこのような咲き方をしたようです。
レッドヒルのバラ園では植物の頂芽優勢という性質を利用して枝を寝かせるように誘引し、花数が多くなるように仕立てています。もしかしたらアジサイでも同じようなことができるのかもと枝を寝かせるように誘引してみました。花数は増えるのか、姿かたちはどうなるのか。アジサイの仕立て方の幅が広がるかもしれません。
まだまだ暑い日が続きますので、レッドヒルに遊びに来ていただく際は熱中症と虫よけ(日陰は蚊が多いです!)の対策を十分にお願いします。
【園内に咲く花のご紹介】
※天候等によりうまく咲いていない場合もあります。
文/村松 潤一
赤塚植物園「レッドヒル ヒーサーの森」は、世界各国の公園を巡り歩いてきた園主 赤塚ひさ子が、荒れていた山に少しずつ“命”を吹き込み、日本の風土に合った四季を楽しむ里山としてよみがえらせました。
シンボルツリーは「世界一のっぽの木」と呼ばれている「センペルセコイア」です、別名「レッドウッド」と呼ばれているセンペルセコイアが、小高い丘にはたくさん植えられていることから「レッドヒル」と命名されました。
シャクナゲを中心に約1,000品種1万本以上の花木や四季の草花を楽しむことができ、森の息吹を感じ、大人も子どもたちも楽しく自然環境や花に触れ、心が豊かになる里山庭園です。
〒514-2221
三重県津市高野尾町2877番地
☎ 059-230-7789
※料金、開園時間等、詳しくは下記ホームページをご覧ください。
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