冬至のカボチャで風邪予防

星澤幸子の和食のチカラ 2018年11月 冬至のカボチャで風邪予防


冬至にカボチャを食べると風邪をひかないと言われています。
カボチャはベータカロチンやビタミンC、食物繊維も豊富で、まさに栄養満点の冬の定番野菜。
特にベータカロチンには抗酸化作用や免疫力を高める効果があり、風邪予防にはうってつけです。

和食からポタージュ、デザートとメニューの守備範囲も広く、子供からお年寄りまで家族みんなが喜ぶ素材でもあります。
また、カボチャは皮や種、そしてワタにまで大切な栄養素が含まれているので、丸ごと上手に生かして家族の健康を守りたいものです。
今年の冬至は12月22日、この日の食卓に、ご紹介する2つのメニューをのせてはいかがでしょう。


みんな大好きヘルシーなデザート
カボチャ団子の小豆ソース

【材料】(4人分)

カボチャ(正味) 300g/片栗粉 大さじ5杯/小麦粉 大さじ2杯/バター 大さじ1杯
【小豆ソース】
小豆缶 200g/水カップ 1/2杯/パイロゲン キャップ1杯(約5.5cc)/野沢菜漬け 適量

【作り方】

  1. カボチャは皮をむいてひと口大に切り、少なめの水でやわらかくなるまで茹で、水気を飛ばしてそのまま冷まします。
  2. 冷めたら潰して片栗粉と小麦粉を加えて練り、棒状にします。
  3. 1.5㎝厚さに切ってバターを溶かしたフライパンで焼いて火を通します。
  4. 鍋に小豆缶とパイロゲン、水を温めて小豆ソースを作り、こんがり焼けたカボチャにかけます。野沢菜漬けをあしらいます。

カボチャは必ず冷めてからつぶしましょう

小豆ソースにはパイロゲンを

ニンニクと合わせた元気の出る一品
カボチャのガーリックバター

【材料】(4人分)

カボチャ 400g/揚げ油 適量/ニンニク 2片/バター 大さじ1杯/パセリのみじん切り 大さじ2杯
塩、コショウ 各少々/パイロゲン キャップ1杯(約5.5cc)/粗みじん切り唐辛子 少々

【作り方】

  1. カボチャは少し大きめの7~8㎜厚さに切り、中温の油で素揚げします。
    にんにくはつぶして小口切りにします。
  2. フライパンにバターを熱してにんにくを焼き、透き通るようになったらカボチャを加えます。
  3. 塩、コショウ、パイロゲンで調味し、パセリのみじん切りと粗みじん切り唐辛子を絡めます。

カボチャは少し大きめに切りましょう

塩、こしょうを加えた後にパイロゲンを


星澤幸子(ほしざわ さちこ)さん

料理研究家。北海道南富良野町生まれ。札幌テレビ「どさんこワイド」の料理コーナー「奥様ここでもう一品」に25年毎日出演し、北海道の素材にこだわったお手軽な料理を紹介。その出演回数は現在もギネス記録を更新中。2009年「東久邇宮文化勲章」を受賞。著書は『あなたに贈る食の玉手箱』(ワニ・プラス)他多数。

星澤クッキングスタジオ公式サイト
http://www.hoshizawa-s.com

 

 


レシピ撮影/大滝恭昌