心に咲く花 59回 茶の花
茶の花にかくれんぼする雀かな ― 小林一茶(こばやしいっさ) 【現代訳】 秋の終わりから、冬の初めにかけて、白色五弁のふっくらした小さな花を咲かせる茶の木。その花に近づく雀は、まるでかくれんぼをしているかのようだ。 心…
茶の花にかくれんぼする雀かな ― 小林一茶(こばやしいっさ) 【現代訳】 秋の終わりから、冬の初めにかけて、白色五弁のふっくらした小さな花を咲かせる茶の木。その花に近づく雀は、まるでかくれんぼをしているかのようだ。 心…
星澤幸子の和食のチカラ 2022年12月-2023年1月 昆布を食す 世界遺産にもなった和食。その神髄は出汁にあると思います。そして、出汁に欠かせないのが今回取り上げる食材の昆布です。その漁獲高はわが愛する北海道が圧倒的…
2022.12月『レッドヒル図鑑』 紅葉、黄葉が進んでいます この秋は小春日和の陽気に包まれる日が多く、日中は少し動くとまだちょっと暑いなと感じることもしばしばありました。それでも朝晩とぐっと冷えるようになり、その気温差…
紫苑咲けば 四十日で雪が来ると 呟(つぶや)きし祖母も思い出の中 ― 佐藤ヨリ子 【現代訳】 秋の代表花のひとつ「紫苑」が咲くと、あと四十日で雪が降るとつぶやいていた祖母も、今はもう他界して思い出の中にいる。 心に咲く…
星澤幸子の和食のチカラ 2022年11月-12月 パーティーメニュー 2022年もあと残すところ1か月となりました。一昨年、去年と、コロナ禍で忘年会やクリスマスパーティーなど大人数での飲食の機会が激減し、ちょっぴり寂しい…
柿の実のあまきもありぬ 柿の実の渋きもありぬ 渋きぞうまき ― 正岡子規(まさおかしき) 【現代訳】 柿の実には甘いものもあれば、渋いものもある。実は渋いものこそ美味しいものだ。 心に咲く花 2022年57回 柿(かき…
星澤幸子の和食のチカラ 2022年10月-11月 そば 秋に収穫された新そばは秋そばとも呼ばれ、その登場を心待ちにするそば好きの方も。旬ならではの風味と香りが堪能できるのですから、その気持ちもわかります。 そばは日本全国…
2022.10月『レッドヒル図鑑』 秋バラはもう間もなく! レッドヒルの秋の見どころのひとつの「ローズガーデン」。2022年は8月中旬から9月末までメンテナンスのため閉園していましたが、10月1日より再開しました。手入れ…
鳳仙花ちりておつれば 小さき蟹(かに) 鋏(はさみ)ささげて驚き走る ― 窪田空穂(くぼたうつぼ) 【現代訳】 鳳仙花の花がこぼれ落ちると、その下にいた小さな蟹が驚いて、鋏を上げて走っていくよ。 心に咲く花 2022年…
星澤幸子の和食のチカラ 2022年9月-10月 秋の旬を味わう 朝夕、肌寒さを感じる今日この頃です。猛暑が去って過ごしやすい秋になりました。 スポーツの秋、読書の秋、そして何といっても食欲の秋です。 私たちは四季のある自…