心に咲く花 78回 夾竹桃(きょうちくとう)
夕かげの 庭のおくかの隅深く 片あかりして 夾竹桃はある ― 釈迢空(しゃくちょうくう) 【現代訳】 夕かげの庭の奥まったところに、ほのかなあかりのような「夾竹桃」が咲いている。 心に咲く花 2024年78回 夾竹桃(…
夕かげの 庭のおくかの隅深く 片あかりして 夾竹桃はある ― 釈迢空(しゃくちょうくう) 【現代訳】 夕かげの庭の奥まったところに、ほのかなあかりのような「夾竹桃」が咲いている。 心に咲く花 2024年78回 夾竹桃(…
星澤幸子の和食のチカラ 2024年7月-8月 夏の冷たい麵料理 食欲不振の夏には栄養バランスのとれた麺類を 連日の猛暑が続いています。最高気温が40度を超え、テレビのニュースでは「不要不急の外出を控えて」というフレーズと…
星澤幸子の和食のチカラ 2024年6月- 7月 郷土のお肉料理(岐阜県と新潟県) ご当地メニューで旅気分 今回は日本の郷土料理、言わばご当地メニューのご紹介です。私の愛する故郷、北海道をはじめとして、過去にも何度か取り上…
橘の香をなつかしみ ほととぎす 花散る里を訪ねてぞとふ ― 紫式部『源氏物語』より 【現代訳】 昔の人を思い出させる花橘の香りがなつかしく、ほととぎすは花橘の散っているこの邸宅にやって来たのです。 心に咲く花 2024…
月桂樹を ていねいに剪(き)る 夫(つま)の手を 赤き夕陽がぬくめつつある ― 細野悦子 【現代訳】 月桂樹の葉を丁寧に剪定している夫。その手を真っ赤な夕陽があたためてくれている。 心に咲く花 2024年76回 月桂樹…
星澤幸子の和食のチカラ 2024年5月- 6月 オムライス&プリン(ヘルシーバージョン) アスリート応援メニュー 私ごとで恐縮なのですが、ドジャースの大谷選手の大ファンです。 彼が岩手県の花巻東高校を卒業し、「高卒即メジ…
星澤幸子の和食のチカラ 2024年4月- 5月 春のパスタ 旬の食材を使ったパスタで春を味わう 私は四季があるこの日本に生まれ、暮らしていることにいつも感謝しています。そして、食に携わるものとして、季節を感じさせる四季ご…
雑草の二人静は悲しけれ 一つ咲くより 花咲かぬより ― 与謝野晶子 【現代訳】 二人静が咲いている。二本の花穂が伸び、小さな白い花を咲かせる二人静。雑草のように野の道にあって、向き合うように並び咲く二人静は、一つだけ咲…
残る生を心つくして生きたしと 思ひ深むるミモザの下に ― 長井隆子 【現代訳】 あとどれくらい余生があるのかわからないけれど、残りの人生、心を尽くしていきたい。そんな思いが深まっていく、鮮やかな花を咲かせるミモザの下に…
星澤幸子の和食のチカラ 2024年3月- 4月 手作り点心 餃子(ギョウザ)や焼売(シュウマイ)や春巻きなどの点心。日本の家庭ではご飯のおかずとして食卓に上ることが多いと思います。中華料理での点心は、主菜やスープ以外の、…