心に咲く花 76回 月桂樹
月桂樹を ていねいに剪(き)る 夫(つま)の手を 赤き夕陽がぬくめつつある ― 細野悦子 【現代訳】 月桂樹の葉を丁寧に剪定している夫。その手を真っ赤な夕陽があたためてくれている。 心に咲く花 2024年76回 月桂樹…
月桂樹を ていねいに剪(き)る 夫(つま)の手を 赤き夕陽がぬくめつつある ― 細野悦子 【現代訳】 月桂樹の葉を丁寧に剪定している夫。その手を真っ赤な夕陽があたためてくれている。 心に咲く花 2024年76回 月桂樹…
星澤幸子の和食のチカラ 2024年5月- 6月 オムライス&プリン(ヘルシーバージョン) アスリート応援メニュー 私ごとで恐縮なのですが、ドジャースの大谷選手の大ファンです。 彼が岩手県の花巻東高校を卒業し、「高卒即メジ…
星澤幸子の和食のチカラ 2024年4月- 5月 春のパスタ 旬の食材を使ったパスタで春を味わう 私は四季があるこの日本に生まれ、暮らしていることにいつも感謝しています。そして、食に携わるものとして、季節を感じさせる四季ご…
雑草の二人静は悲しけれ 一つ咲くより 花咲かぬより ― 与謝野晶子 【現代訳】 二人静が咲いている。二本の花穂が伸び、小さな白い花を咲かせる二人静。雑草のように野の道にあって、向き合うように並び咲く二人静は、一つだけ咲…
残る生を心つくして生きたしと 思ひ深むるミモザの下に ― 長井隆子 【現代訳】 あとどれくらい余生があるのかわからないけれど、残りの人生、心を尽くしていきたい。そんな思いが深まっていく、鮮やかな花を咲かせるミモザの下に…
星澤幸子の和食のチカラ 2024年3月- 4月 手作り点心 餃子(ギョウザ)や焼売(シュウマイ)や春巻きなどの点心。日本の家庭ではご飯のおかずとして食卓に上ることが多いと思います。中華料理での点心は、主菜やスープ以外の、…
故郷を離れし友に送るべく 花山葵(はなわさび)摘み漬物にせん ― 飯田富子 【現代訳】 郷里の伊豆市を離れた友達に、ふるさとの清流で育った花山葵の漬物をつくって、贈ってあげよう。 心に咲く花 2024年73回 山葵(わ…
星澤幸子の和食のチカラ 2024年2月- 3月 食物酵素の力 「酵素」というと体によいイメージがあるかと思いますが、具体的に何?と聞かれても答えられる人は少ないのでは、と思います。 酵素とは、私たちの体の中で起こっている…
除夜の灯(ひ)の仄(ほの)かに及ぶ 花舗(かほ)の隅に 凍(い)てつつ開く雪割草の花 ― 山崎孝子 【現代訳】 除夜のあかりのほのかに灯る花屋の隅で、凍(こご)えながらも花を咲かせる可憐な雪割草よ。 心に咲く花 202…
星澤幸子の和食のチカラ 2024年1月- 2月 鍋料理 家族がいたとしても、食事は一人で摂る「孤食」という言葉が生まれて久しいと思います。家族がバラバラ、違うメニューを食べる「個食」という言葉もあるようです。 子どもは塾…