ウンナンオガタマ
中国南西部雲南省原産の常緑低木。4~5月頃、カラタネオガタマより少し早い時期に花径3~3.5cm程度の香りの良い純白の花をたくさん咲かせます。花にはほのかな芳香があります。株が充実してくると枝が花に埋もれるほどびっしりと咲き乱れます。
管理場所
植付け可能地域は関東以南です。成長はやや遅く、耐寒性もやや弱いので、関東地方でも寒害を受けることがあります。
日当たりがよく、多少湿り気のある土壌を好みます。乾燥や多湿では生育が阻害されます。
水やり
土が乾いたらたっぷりと水やりをします。
夏場は水切れに注意しましょう。夏場の水やりは、土中の水が高温になるのを避けるため、朝方や夕方など、気温が比較的低い時間帯に行いましょう。
肥料
施肥は花後の6月と2月に根元に腐葉土、化成肥料などを施します。
肥料が多すぎると花がつきにくくなりますのでご注意ください。
剪定
なるべく強剪定はせず、十分に生長させてください。混み合う枝は風通しを良くするために定期的に剪定します。寒い時期の剪定は寒害を生じやすいので避けます。
植え付け・植え替え
植え替えは2~3年に1回が目安です。
やや寒さを嫌うので、植えつけは3月に入るのを待って行います。
移植はやや困難なので、土をたくさんつけて、丁寧に行うようにしてください。時期は4月か梅雨期、または初秋です。
病害虫など
風通しがよくない場所で育てると、カイガラムシが発生することがあります。カイガラムシは放っておくと「すす病」を誘発する恐れがあるので、歯ブラシなどでこそげ落として退治します。
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