AKATSUKA グリーン通信vol.254 2020.5月号『レッドヒル図鑑 』
シャクヤクの植栽場所が増えました
5月上旬から中旬頃に咲くシャクヤクは、蕾が大粒のあめ玉のよう。それがほころんでくるととても豪華な花に変身します。「木漏れ日の小道」と「さくら坂」にたくさん植栽されていますが、新たに「スイレン池」から「シャクナゲの小道」に向かう所と、「季節のお花畑」に合わせて約300株を植栽しました。かわいい「あめ玉」と「豪華なお花」が何百本も楽しめそうです。
開花中に雨が降ると花が早く終わってしまうので、天気を願っています。長く楽しめるといいですね。
ローズガーデンのネギ坊主
ローズガーデンのポタジェのコーナーに「アリウム サマードラマー」の球根を数十球植栽しました。
このアリウムですが、とっても背が高くなる種類で、花茎をぐんぐん伸ばし、何と2m以上になることも。その先に紫色のネギ坊主を咲かせます。その姿はかわいいやらおもしろいやら不思議やら。写真は4月中旬のもので1mを超えたくらいですが、まだまだ伸びそうです。5月中下旬くらいから花が咲き始めるので、バラの開花と揃いそう。
たくさんのバラが咲き誇る中でぽんぽんと咲く姿はとても楽しそうな予感がします。
彩りあざやか ボーダーガーデン
ローズガーデン近くの通路沿いに「黄と赤」、「青と白」のボーダーガーデンがあります。レッドヒルをオープンした当初は植栽してから日が浅かったので、隙間があったり、まだ人工的な印象を受けたりしましたが、だんだんと植物同士が馴染みあって雰囲気のある場所に育ってきました。そこが宿根草の魅力なのかもしれません。5月下旬頃からがこのガーデンの旬で、日差しと日陰がある時がとりわけきれいです。
今年は例のないような暖冬の影響か、たくさんの植物にいろいろな事情が出ています。4月は開花がまとまって、より賑やかな印象でした。自然の成す「今年の演出」。5月期はどういったものになるでしょうか。
引き続き楽しませてくれると嬉しいですね。
文/村松 潤一
赤塚植物園「レッドヒル ヒーサーの森」は、世界各国の公園を巡り歩いてきた園主 赤塚ひさ子が、荒れていた山に少しずつ“命”を吹き込み、日本の風土に合った四季を楽しむ里山としてよみがえらせました。
シンボルツリーは「世界一のっぽの木」と呼ばれている「センペルセコイア」です、別名「レッドウッド」と呼ばれているセンペルセコイアが、小高い丘にはたくさん植えられていることから「レッドヒル」と命名されました。
シャクナゲを中心に約1,000品種1万本以上の花木や四季の草花を楽しむことができ、森の息吹を感じ、大人も子どもたちも楽しく自然環境や花に触れ、心が豊かになる里山庭園です。
〒514-2221
三重県津市高野尾町2877番地
☎ 059-230-7789
※料金、開園時間等、詳しくは下記ホームページをご覧ください。
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