子どもから大人まで、身体にうれしいカレイ料理

星澤幸子の和食のチカラ 2019年5月-6月 子どもから大人まで、身体にうれしいカレイ料理


お刺身に、煮つけに、和食を代表する食材であるカレイは、高たんぱくで低脂肪・低カロリーなので、メタボが気になるお父さん、ダイエット中の女性にもうれしいお魚です。
タウリンが豊富に含まれ、血圧やコレステロール値、血糖値を下げるなどの効果もあり、動脈硬化などの成人病予防も期待できます。
また、ビタミンB1、B2、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも豊富で、育ち盛りのお子さんたちにも積極的に食べていただきたい食材です。
初夏を迎えるこれからの季節、脂がのったカレイはお刺身で美味。冬場の子持ちカレイは煮つけに最適です。
ちなみに、平目(ヒラメ)とよく似ていますが、ヒラメは体の左側、カレイは右側に目が寄っており、「左ヒラメの右カレイ」などと言われます。


見た目豪華なアクアパッツァをカレイで簡単に
カレイの和風アクアパッツァ

【材料】(2人分)

カレイ 1尾/塩 少々/コショウ 少々/小麦粉 少々/酒 大さじ2杯
キュウリ 1本/赤パプリカ 1/3個/らっきょう 5粒/たくあん 30g/油 大さじ1杯
しょうゆ 大さじ1杯/酢 大さじ1杯/油 大さじ1杯/パイロゲン キャップ1杯

【作り方】

  1. カレイは頭、内臓うろこを処理してサッと洗います。
    エンガワはハサミで切り、背骨に沿って両面包丁を入れて、塩・コショウをします。キュウリ、赤パプリカ、らっきょう、たくあんは5mm角に切ります。
  2. フライパンに油を熱してカレイに小麦粉をまぶして入れます。
    焼き色が付いたら返して、酒を加えてフタをして蒸し煮します。
  3. カレイに火が通ったら切った野菜と調味料・パイロゲンを入れてサッと火を通して器に盛ります。

エンガワはハサミで切っておきましょう。

焼き色がついた後に、酒を入れて蒸し煮に。

仕上げにパイロゲンを。

お手軽で栄養満点な和食の一品
干しカレイのおろし和え

【材料】(2人分)

干しカレイ 中1枚/キュウリ 小1本/塩 少々/大根 200g
【調味料】
酢 大さじ2杯/砂糖 大さじ1杯/塩 少々/パイロゲン キャップ1杯

【作り方】

  1. 干しカレイは酒を振ってしばらく置いてから、グリルで両面を焼きます。大根はおろして水気をかるく切ります。
    きゅうりは小口切りにして塩もみして、水気を絞ります。
  2. 干しカレイは食べやすい大きさにほぐし、調味料とパイロゲン、きゅうり、大根おろしと和えます。

エンガワを切っておきましょう。

酒をかけてしばらくおきます。

食べやすい大きさにほぐします。

塩もみしたキュウリと大根おろしを混ぜるタイミングでパイロゲンを。


星澤幸子(ほしざわ さちこ)さん

料理研究家。北海道南富良野町生まれ。札幌テレビ「どさんこワイド」の料理コーナー「奥様ここでもう一品」に25年毎日出演し、北海道の素材にこだわったお手軽な料理を紹介。その出演回数は現在もギネス記録を更新中。2009年「東久邇宮文化勲章」を受賞。著書は『あなたに贈る食の玉手箱』(ワニ・プラス)他多数。

星澤クッキングスタジオ公式サイト
http://www.hoshizawa-s.com

 

 


レシピ撮影/大滝恭昌