トムミルクファームにおけるFFCの活用効果
広島県で独自ブランドの低温殺菌牛乳を製造・販売しているトムミルクファーム。 地下水ポンプにFFC元始活水器を設置し、貯水タンクにもFFCセラミックスを投入。牧場で使用する水は全てFFCウォーターである。
さらに、乳牛が飲む水やエサにはFFCウォーターも利用している。また、フリーバーン方式の牛舎にスプリンクラーを設置し、FFCウォーターのミストを定期的に散布。FFCミネラルを必要に応じてエサに混ぜ、牛舎内にはFFCエースを撒く。つまり、FFCを酪農全体に活用している。
FFC WATER WORLDの放送直後から大ブレイクし、地元テレビ局やNHKの取材が殺到、知名度も信用度も一気に高まった。
FFCを活用した健康な乳牛飼育、衛生的な牛舎環境、安全・安心でおいしい牛乳が注目された。
NHKの番組では、酪農廃棄物を良質な堆肥に変え、地元の稲作農家に供給していることも大きく取り上げられ、沖社長の地産地消やブランドに対する考え方も「現在の沈滞する酪農・畜産状況の中で画期的!」と伝えられた。
学術視察団も来訪し、悪臭の無いこと・堆肥の発酵が良いこと・牛乳の味が極上なことに驚き、専門家として高く評価した。
乳牛の健康基準&良質な牛乳とは?
乳牛の健康状態は、「体細胞数」という、牛乳の中に含まれる抗体的な細胞数で判定される。
人間も病気にかかるとリンパ球等の特殊細胞数が通常より多くなるように、乳牛も「体細胞数の多い牛は健康面に何らかの懸念がある」と判断される。
平均的な乳牛の「体細胞数」は、1cc当たり30万個。「体細胞数」が多いと出荷時に金銭的なペナルティーが課せられる。トムミルクファームでもFFC導入前は出荷できずに捨てることもあったという。「搾乳は農業で言えば収穫。せっかく収穫したモノを捨てる気持ちは言葉にならないくらい悔しく、歯がゆいものです」悔しさをバネに試行錯誤をくりかえした結果、一流牧場の証とされる体細胞数10万台をキープするに至った。
ペナルティーはボーナスへと変わり、その後夢だった8万台へ。広島県下で堂々のトップに踊り出た。
搾乳の乳量も乳脂肪データも向上、繁殖効率もウナギのぼりになり、県内どころか全国の酪農家の注目する所になった。牧場の全システムにFFCを使いこなし、牛舎の環境・衛生管理と乳牛の健康管理を効果的に結びつけた「トムミルクのこだわり」の成果がここにある。
育成牛環境部門金賞、環境美化コンテスト金賞、牛乳品質優秀賞を受賞し、BSE問題を乗り越え、夢はチーズなどの乳製品全般の製造販売、さらには来訪者にも楽しんでもらえる体験型牧場の建設へとふくらむ。