2016年8月22日
赤塚植物園の里山「レッドヒル ヒーサーの森」が9月30日オープン
(株)赤塚植物園は2016年9月30日、津市高野尾町にある栽培見本農場「レッドヒル ヒーサーの森」をオープンし、里山の自然を親しむ憩いの場として一般公開いたします。
「レッドヒル ヒーサーの森」は、今年7月にオープンした「朝津味(あさつみ)」の隣に位置します。同施設を中心に推進される「高野尾花街道」の事業にも協力し、観光や農業、交流をテーマとするスポットとして地域の発展を目指します。
【レッドヒル ヒーサーの森】
赤塚植物園の里山「レッドヒル ヒーサーの森」は、シャクナゲを中心に約1000品種、1万本以上の花木を楽しむことができる栽培見本農場です。
この農場の造成は1991年から始まりました。赤塚植物園の赤塚ひさ子が世界各国の公園を巡り歩き、日本の風土に合った四季を楽しむ里山庭園を作りたいと考え、少しずつ手を入れてきました。
まず行ったのは森や山の再生のための活動でした。山を切り開いて道をつけ、地元の豊かな土を運び込んで土壌を育てる。新たに小川や池をつくり、地質との相性を考えながら苗木を植樹する。多くの技術者や職人たちの助けを得て地道な作業を続け、荒れていた山に"命"を吹き込み、里山としてよみがえらせました。
シンボルツリーは「世界一のっぽの木」で知られるセンペルセコイアです。別名レッドウッドと呼ばれていることから、この木が数多く育つ里山を「レッドヒル」と名付けました。また、2001年からは「たくさんの自然に触れ、絵を描くことで親子の絆を深めてもらいたい」との想いから、一年に一日だけ、シャクナゲが綺麗に咲く春にこの里山を解放して「レッドヒル親子写生大会」を開催し、2016年は第16回目となりました。
レッドヒルヒーサーの森は大きく2つのゾーンに分けられています。センペルセコイアの大木が育ち、野山をかけめぐる「森のエリア」。そして、ローズガーデンや宿根草、スイレンの花咲く池や小道が魅力の「花のエリア」です。珍しい花木やバラ、モミジや山野草に囲まれながら、滝の流れに噴水、小川のせせらぎとそよ吹く風に耳をすませると、それは至福の時間。大自然の恵みが心を癒してくれることでしょう。