活用事例紹介

活用事例

アマモの海は生命のゆりかご

鮮魚店がFFCを活用!

アマモの群落が広がる入り江

西明水産の活魚鮮魚店は川が流れ込む小さな入り江に面している。地魚は全て水槽に活かされて売られている。引きも切らないお客さんのお目当ては、もちろん、活きの良い様々な活魚。食通の一般客を始め、地元の老舗料亭に人気の鮮魚店である。
その秘密は、ご存知FFC。向かい側の海からポンプアップした海水は、FFCセラミックス入りのタンクを経て活魚の水槽へ入る仕組み。このFFC処理海水は常に新鮮に保たれている。つまり、どんどん海へ放流されている訳だ。こうして毎日、24時間FFC処理水が店舗前の湾に流れ込んでいた。
「より良い水産物を、より新鮮に、安全に・・・」西明さんは、海と魚をこよなく愛する人物だが、FFCの導入当初は、あくまでも自らの事業のためだった。それが、これほどの結果をもたらすとは!

FFCで環境回復!西明水産の地先にアマモが群生!

西明水産を扇の要に、安芸津湾の風早一帯の海に広がる海草・アマモの大群落を見て仰天しない人はいないだろう。アマモは「生命のゆりかご」つまり、様々な魚達の産卵場であり、稚魚の育成場であり、生物の隠れ場所であり、餌場でもある。
小型の生物が増えれば、当然食物連鎖のピラミッドが形成され、大型の捕食者・高級魚も集まってくる。水産資源の豊かな海となるには不可欠な存在だ。
アマモはコンブやワカメ等の海藻と異なり種子植物であるため、海中で花を咲かせ種をつくり、その種が海底から発芽しなければ生存できない。
そのため、海底の土壌環境も重要なのだ。根が伸びて、波に流されないで定着できる底質、つまりヘドロでない、細かいシルト状の砂地が必要である。これは一朝一夕では解決できない。西明水産の地先の海は、数年前まではヘドロが堆積した危険地帯。人が入る事もできなかった。しかし、FFCは河川から干潟へ広がって堆積していたヘドロ問題にもプラス効果を発揮。腐臭を放っていたヘドロがいつの間にか分解されて、砂地の干潟に姿を変え、現在は普通のゴム長靴で気軽に歩けるようになった。珍味タイラギも復活した。このヘドロの砂地への変化が、アマモ育成のきっかけとなった。

現在、各地の沿岸でアマモの再生事業が取り組まれているが実績が上がっているとは言えないのが現状だ。失ったモノを取り戻すのは容易な事ではないのである。それほど注目されているアマモの復活を西明さんはFFC導入を機に、意図せずに成し遂げられたのだ!FFCによる海洋環境の再生と水産資源の回復に期待がかかる。

※上記の内容は個人の体験に基づくものです。
また、記事は取材当時のものですので現在の情報とは異なる場合がございます。

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